やなぎまるの日記

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今季ベストプロ(2024/2025シーズン)②

これ↓続きです。今回は女子シングルから。ベストプロといってもシーズン通してみるのが楽しかったタイプとか、見る機会は少なかったけど初見のインパクトがすごかったとか、いろんなパターンがありますね。女子は日本勢のプログラムがかなり刺さるものが多かったです。

 

【女子シングル】

坂本花織(JPN)FS All That Jazz("Chicago")

鬼畜プロの極み。ジャンプ跳ばせる気ない。アイスダンスのお蔵入りプロを調整せず「まあカオリならいけるやろ」でほぼまんま投げつけた感じ(言い過ぎ)。さすがに情報量が多すぎて量と質のバランスが崩れかけた感は否めませんがプレ五輪のチャレンジとして間違いなく収穫のあるプロだったと思います。最後のループのワクワク感たまらん。オイラーも好きだけど来季はリストラされるかもなのはちと寂しい。

 

松生理乃(JPN)FS Lux Aeterna

件のStSqのクラスターが本当に神。とはいえ逆に言えばそういう局所的な部分のアピールだけでPCS(のSK)が爆発的に伸びるわけでもなく、やっぱ全体的に(特にジャンプ前後?)速度のムラが出ないことが大事なのだなと、PCSに対する解像度がすこーし上がったような気がします。とはいえこの曲で、この振り付けは松生さんへのスケーティングでなければ成立しないだろうなというのははっきりと感じました。草太くんのFSと同じ感想ですね。振り付けも作曲も同じ人やんけ。使い回しの感想文良くない。

 

千葉百音(JPN)SP Last Dance

陽キャプロ。ギャルギャルしい陽キャじゃなくて優等生タイプの陽キャプロ。多分生徒会長とかやってる。ダブルアクセル降りた後のアピールもあざとすぎずよく曲になじんでいて好き。ただコンディションが悪いとダブルアクセルが怖いジャンプになるのでそういう意味ではヒヤヒヤでした。

 

島田麻央(JPN)FS Mado Kara Mieru

ChSqがスパイラルとイナバウアーだけとかだとスン...となるめんどくさいタイプのオタクなんですけどそれ以外の小技がたくさんちりばめられていてめっちゃ好き。振り付けで音楽をがっつり表現しまくるというよりは要素がノイズにならないよう安定して決められるように、というのを重視しているように見えましたがこういう曲は多分その方がよさそう。ジュニア版でも終盤にStSqやるんかと言わんばかりのフットワークぶち込んでくるの怖い。ちなみに俳句が趣味の親父に布教しましたが効果はありませんでした。

 

櫛田育良(JPN)SP Sway/Mucho Mambo (Sway) /Sway (Mucho Mambo)

シングルでSPの選曲を課題制にしたら無双しそう。バシッときめるポーズ1個1個で魅せてくる。木下組全般、今季は表情管理にフォーカスしていたように思いますがそのなかでも際立ってジャッジにガンガンアピールしていく気概にあふれていて存在感が強いプログラムでした。

 

青木祐奈(JPN)SP Adios Nonino

背中というか、肩というか肩甲骨というか...ともかく背面の動かし方が一流すぎる。本体(言い方)の数倍の広さの空間を常に使っていて音楽の広がりを感じられるプログラムでした。今季日本女子プロ豊作すぎ問題

 

エカテリーナ・クラコワ(POL)FS Cats (soundtrack) 

エンタメ全振り。演じる、パフォーマンスをする、という点に並々ならぬこだわりを感じるプログラムでした。ジャンプ面は特に3Loがとんでもなく慎重でかえって確率が下がっていたしプログラムの流れにも影響していた感は否めませんでしたが、それ以外のジャンプはシーズン後半比較的思い切りよく行けていたと思いますし、プログラムのキャラクターをがっつり掴んで押して行けていたんじゃないかなと思います。欲を言えば更なる完成形が見たいですが

 

Gian-Quen ISAACS(RSA)SP Higher

見たのは4大陸選手権の1回だけですが強烈なインパクトでした。ジャンプ構成や質、ステップ中は慎重になる感じとかも含めて、ベストプロの範囲に入れるかどうかは結構迷ったんですが、曲の雰囲気やビート感に振りをキレよく合わせていて、アピール力の高さを感じたので選びました。

 

他にも気に入ったプログラムはたくさんありますがキリがないのでこの辺で。来季はいよいよ五輪。たくさんの名プログラムに出会える予感。

今季ベストプロ(2024/2025シーズン)①

カップル競技はシングル以上にエアプすぎるのでとりあえず除外(逃げ)。脳みそ揮発性メモリなので多分漏れがある。許して。

 

【男子シングル】

中田璃士(JPN)SP Aroul/Uccen

ミーシャ・ジーと、フラメンコダンサーがそれぞれの知識やセンスを総動員して結集させたガチプログラム。ジュニアにやらせてるのも謎だしちゃんと滑りこなせてるのもさらに謎。StSqはもちろん、FCSpから後半ジャンプに向かうまでのパートもしっかりフラメンコだなとわかる振り付けでお気に入りです。

来季も継続らしいけど全日本で4F(or4Lo) 3A/4T3Tとかやったりしねえかな

 

ソ・ミンギュ(KOR)SP Moonlight Sonata

ジュニアはおろかシニア含めても男子でここまでスピンを表現に使えるスキルはかなり貴重なのでは?ステップも小柄な体格をむしろアドバンテージにする勢いでぐいんぐいん動いててよき

 

アダム・ジャオ・イム・ファ(FRA)SP SOS d'un terrien en détresse

ニースラ大正義すぎる。バックフリップから変更したのは「歌詞には合ってたけど音楽には合ってない」からだそうで。確かに滞空時間を3~4倍にしないとちょっと浮くかも。ワイヤーでつりあげるとか地球脱出して月面で滑るとかしないとさすがにむずそう。StSqのターンの密度で刻むところと間を取るところとのバランスが絶妙だなと感じました。

ジャンプの軸が大暴走というか大迷走なのは見なかったことにする

 

ルーカス・ブリッチギー(SUI)SP Iron Sky

演説をバックに手話の動きを取り入れつつ足元はしっかりステップを踏む。ベテランの技すぎる。スケートの技術と表現を両立させる好例の一つでは。もともと動きがクリアでわかりやすいのが特長だと思ってたけどそのスキルがいかんなく発揮されていたプログラム

 

アレクサンドル・セレフコ(EST)SP Why’d you lie?

エッジ捌きの上手さとイケメンの自覚が光るプログラム。前季からさらに緩急の表現のアピールが前面に押し出されていた印象。シーズン前半はタンゴと悩む予定でした。タンゴと悩む予定でした。

 

ダイウェイ・ダイ(CHN)SP I Still Love You

際立ってここがいい、とかではないんだけど抜けのいい音楽にスケートの伸びやジャンプのスケールの大きさがずっと寄り添っていて見ていて気持ちが良かった。ノーミスなら、という前提はつくけれどもノイズの少ないすーっと入ってくるプログラム。

 

イリア・マリニン(USA)FS I'm Not a Vampire

純粋に表現として見たときにはSPのRunningの方がいいかなー、とも思うけど前代未聞の7クワドに挑んだインパクトでこっちにします。その構成でプログラムとして破綻させずしっかり見どころ(ステップやコレオだけじゃなくスピンとかも)を確保しているのはさすが神。(コンプラ的に怒られそうな部分は徹底的にオフボーカルにしててちょっとおもろい)

 

ケヴィン・エイモズ(FRA)FS Van Gogh/Hold on Tight (Single Edit)/Destiny 

このプロの神髄を理解するには、私の教養は明らかに足りてない(涙)でも好き。エイモズは運動性能の高さだけじゃなくて、それをコントロールして1フレーム単位で整える技術のレベルが群を抜いているんだよなぁと改めて実感。

 

チャ・ジュンファン(KOR)FS Balada para un Loco

個人的今季ベストコレオシークエンス。前季のバットマン、さらにその前の007のようなダークな感じとはまた違った情緒的な曲調で、スケーティングはもちろん、目線の使い方が上手いジュンファンによく合っていたなと思います。曲でどうしても私含め多くの人が宇野昌磨さんを思い浮かべたはずだけど間違いなく”ジュンファンのロコ”として独立した評価を固めたはず。

そういや今季やたら宇野昌磨スタンプリレー開催されてた気もするけど実際にスタンプラリー目的(?)で選曲したのはカナダのMatthew NEWNHAM(読み方怪しいのでアルファベット)くんくらいだったっけ?

 

本草太(JPN)FS Melting/Sogno di Volare

スケーティングが大スケールな音楽に一切負けてない。ってか普通に並んでる。ジャンプが決まれば後半はもう解放感やらカタルシスやらの塊になるはずで、そういう意味では惜しい演技が多かったのも事実だけど、間違いなく「このスケーターのためのプログラムだな」というのがよくわかるデザインだった。エッジの深さとか体重のかけ方の上手さ?でありえない伸びのターンが飛び出してくるのがたまらん。コンポジション?知るか。

 

 

 

【男子番外編】

プログラムそのものというより、それに付随する諸々で今季の楽しみだったプロ

 

ミハイル・シャイドロフ(KAZ)FS Moonlight Sonata (epic trailer version) /Take On Me (epic version) 

若手がジャンプバシバシ決めてボルテージを上げたところで曲の力も借りつつ走り抜ける、というのは何もおかしくないと思う。おかしいのは選曲。でも間違いなく今季一番沸いたのはこのプロだったのも事実だと思うんだ...悔しい。クワドに理解らされて悔しい。epicってなんやねん。

とはいえジャンプだけでなくスピンや踊りのスキルをしっかり磨いているのも反映されている点は見逃すわけにはいかない...

 

マルク・コンドラチュク(RUS)SP (曲名わからん)

見るたびに後半の曲変わってるんだが。換装式かよ。最初の毒々しいEDMで統一してるバージョンが一番好き。衣装もよくわからんしジャンプ降りるたびにエモートするのも面白すぎるしでも本人滅茶苦茶楽しそうだし...ベストプロというくくりに入れるかはかなり考え物だけど話題性という意味では多分優勝

 

 

 

 

 

 

女子シングルはまた別で(男子の時点で思ったより多くなっちった)(これでも頑張って絞った)