やなぎまるの日記

ブログは文字数制限のないTwitterだと思ってる節あります

アサイン(男子シングル)①

2023年グランプリシリーズ大会のアサインが発表されましたね

ってなわけで各大会のアサインを選手のPB(パーソナルベスト)に注目しながら見てみましょう。

とはいってもPB入ってみればその選手の最大出力。本当は同じGPS大会内とかで見れると一番いいんですけどデータの収集が大変すぎるので、ISUのバイオで簡単に確認できるPBスコア参照です。(このとき彼にはSkatingScoresサイトを使うという発想が全くなかったのである)

※内容に誤りがある可能性がありますのでその点はご容赦ください

※2022-2023を昨季、という扱いで進めます

 

追記:名前表記に誤りのあったヴァシリエフス選手について、修正版に画像を差し替え   ました。不快な思いをされた方にお詫び申し上げます。

 

スケートアメリカ

第1週はアメリカ。やはり注目はマリニン選手でしょうか。ですがスコアで見るとエイモズ選手も決して引けを取りません。昨季シニアデビューしたマリニン選手ですが、SPとFSをしっかりそろえた試合というものがありませんでした。揃えば見てわかる通り300点は射程圏。リスクを回避しクリーンな滑りを目指すとのことですが、PCSは一朝一夕で劇的に伸びるものでもないでしょうし、どうでしょうか。余裕が出て各4回転がしっかりはまって加点が積めるとあるいは、とは思います。ファイナルに出場した佐藤選手を上回る点でヴァシリエフス選手がいます。ユーロメダリストなわけですし、実際にこの位置に来ても不思議ではないです。とはいえSPに4回転を入れたりしてやや波が大きい部分もあるので...壷井選手はSP80超えに期待したいですね。サルコウが単独でよく転倒していたイメージがあります。ここが完成するだけでも全然違いますもんね。そしてジュニアメダリストの吉岡選手が参戦。シニアルールですからSPで4回転が跳べます。入れるとしてどのくらいの打率になるでしょうか?

 

スケートカナダ

個人的に注目したいのは友野選手VSジュンファン選手の構図。2022四大陸や昨季のNHK杯など、順位の並ぶ接戦の記憶が強く、特に友野選手の方からは彼を意識している旨の言葉をちらほら聞きます。一度でも勝てるとかなり大きな自信になると思います。そのジュンファン選手ですがどうやらオーサーコーチとの契約を解消したそうですね。もともと韓国での調整が多かったようですしそこまで大きな影響があるのか、まだ何とも言えないですけど...

昨季4Tが安定した代わりに3Aがそれはもう問題児でした。それが3本揃ったワールドは良かったですが後の大会はとにかくアクセルに泣かされた印象です。それにあまり早い段階からトップギアで来るイメージはないですが能力的にはファイナルで大きな結果を、と期待してしまいますね。

そして昨季大活躍の三浦選手もここに来ます。昨季はどうやら靴の調整に悩まされ、満足に4回転ループを入れられなかったそうで。フリップの練習もしているとのことなので、サルコウトウループまでで出したこのスコアをどこまで上回れるかどうか注目したいと思います。

去年のこの時期好調だった山本選手。そのあとなかなか続きませんでしたが、今回は改めて世界のトップを狙う選手として、しっかり戦略を汲んで挑むはずです。非公認記録のSP100超えをここで公式記録にできると熱いです。

 

【フランスグランプリ】

昨季全日本のみ出場の鍵山選手の復帰戦となります。もしかしたらジャパンオープンとかにも出るかもしれませんが。総合スコアで見れば圧倒的です。とはいえ2番手のマリニン選手も十分なポテンシャルがあるわけで、このメンバーならここで表彰台に入り、第1戦アメリカ大会の結果と合わせてファイナル1番乗り、となるところでしょうかね。地元開催枠が2つありますがフランス男子トップ2はすでに2戦ずつ入っていますし、ここに来る選手が順位争いに大きく関与することはないかなと思っています。ってかここ4回転ルッツ人口凄いな。フリップも成功してる、練習している選手多いし。なかでもボーヤン選手のルッツ復活が待ち遠しいです。去年は病み上がりの初戦が標高1800mというハードモードでしたので、今回はゆっくりマイペースに挑めるといいですね。

島田選手はここが正念場でしょうか。この表作ってて気づきましたけどSPで90点には乗せてるんですよね。昨季はなかなか決まり切らなかったのでその印象が少し弱かったのかもしれません。昨季の目標は四大陸。今季は世界選手権まで狙うくらいの強い気持ちで走り抜けてほしいです。

そして片伊勢選手。昨季後半なかなか悩ましい展開が続きました。この大会は宇宙人がいっぱいいる()ので気負いせず全力でぶつかってほしいです。JGPF出れる実力のある選手です。日本人スケーターにやさしいフランスの会場(と思ってる)を味方につけてほしい!

JGPFといえば昨季王者のメモラ選手もここで参戦。その長身のインパクトもそうですが、すでに見える表現面へのコントロール力の高さに引き込まれました。

そして昨季着実な成長を見せたブリッチギー選手。世界選手権ではユーロメダリストとしての自信の溢れた演技を楽しませていただきました。まだまだここから伸びそう。

 

 

 

長くなりましたね。記事を分けてまた次回。